校長室から

3学期始業式、学校長式辞の内容をご紹介します。

2025年1月8日 10時04分

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
みなさん、どんな冬休みを過ごしましたか。楽しい思い出ができましたか。校長先生はお餅をいっぱい食べ、たいへんのんびり過ごすことができました。
だけど今日から3学期が始まります。みなさんも、気持ちを切り替えて、すばらしい3学期になるようにがんばりましょう。 

さてお正月といえば、毎年、箱根駅伝というスポーツが開催されますが、みなさんは知っていますか。実は校長先生はこの箱根駅伝の大ファンで、ずっとテレビを見ていました。
この箱根駅伝は各大学10名の選手が一人20㎞以上の距離、20㎞とは実に直線距離で八俣小から東武動物公園の先まであり、1日目は5人で東京から、6年生が修学旅行で行った箱根、そして2日目もやはり5人で、その箱根から東京までたすきをつないでいく、上り坂、下り坂ありのとても厳しいスポーツです。
出場した大学生の選手たちは小学生の頃、このテレビ放送を見て、将来は箱根駅伝を走ってみたいと思っていた選手ばかりです。だけど現実は厳しく、たいへん厳しい練習を重ねても出場できる選手は限られています。
今年、優勝した大学は強豪の青山学院大学でしたが、46人いる選手の中で出場できたのは10人だけ。努力を重ねても必ず報われるわけではありません。大学4年間で1回も出場できなかった選手も多いそうです。しかし、努力しなければ出場できるチャンスもありません。

みなさんは今、小学生ですが、すでに人生のスタートラインに立っています。これからの努力で自分の道が開かれます。大切なことは楽しむこと。夢や希望を実現するためにはたいへん苦しいこともあるとは思いますが、楽しまなければ長続きはしませんし、力は伸びません。ぜひ、苦しいことから逃げるのではなく、苦しいことも楽しむことができる人になってもらいたいと願っています。

最後になりますが、6年生はあと3ヶ月でこの八俣小を卒業します。今年の学校でテーマである、「つなぐ」、「つなげる」にあるように、6年生は先輩として、そのやさしくてなんでもがんばる姿を後輩たちにつないでください。そして次の八俣小をひっぱっていく5年生はもちろん、1年生から4年生のみなさんも、その6年生の思いをつなげる、受け継いでくれるとうれしいです。
それでは3学期、八俣小の仲間どうし、そして先生方、みんなでつながっていることを実感しながら、がんばっていきましょう。終わります。